HEY JUDE (PCS 7184) [The Beatles]
続くときは、続くものですね。
米盤「HEY JUDE」を前回紹介したところですが、市内の中古盤屋さんのブログ(週一回、入荷情報をアップしています)で、この盤を見つけました。
ザ・ビートルズ / ヘイ・ジュード
PCS7184/盤質A-/フラット盤/UKパーロフォン盤/2EMIラベル
「フラット盤」って何だろう・・・?
とりあえず、お店に行ってみると、まだ在庫として残っていました。
PCS 7184
HEY JUDE
ジャケットはラミネートされていませんが、綺麗な写真です。
米盤や日本盤よりも明るめで、若干赤味が強い色合いです。
米編集の「HEY JUDE」は1970年2月にリリースされ、本国イギリスでは輸出仕様としてプレスされた盤(CPCS106)がありましたが、イギリス国内向けとしては1979年に原盤をカットし直し「PCS7184」のカタログ番号でリリースされました。
ただし、特段宣伝もされなかったようです。
お店で見たときにまず最初に気がついたのが、ジャケット裏右上のバーコードでした。
もしかして、デジタル・リマスター?と一瞬嫌な予感がしました。
しかし、このアルバムがCD化されたことはないはず※注なので改めて検盤させてもらうと、ランオフ・グルーヴに「HTM」の刻印がありました。
※注
2014年に発売されたU.S.BOXに収録されたのと、単体バラ売りもありましたが、それは2009年リマスター音源によるものです。私はいずれも所有しておりません。
HTMというのは、EMIのカッティング技師ハリー・T・モス氏のイニシャルです。ということはデジリマではないだろうと思い、とりあえず購入してみました。
さて、自宅に持ち帰り改めて確認してみると、インナー・スリーヴに「7/89」と記載されているので1989年7月がプレス時期と推測しました。
以下のサイトにレーベルの変遷が詳細に載っていましたが、これによると1984年から1987年にプレスされたサード・プレスということになります(89年じゃない?)。
http://thebeatles-collection.com/wordpress/category/17-beatles-compilations/page/3/
ジャケットの裏面にアップル・マークが無いのも特徴的です。(のちに出たヴァージョンではアップル・マーク付きもあるようです)
SIDE 1
YEX 981-3-1-3
H T M
SIDE 2
YEX 982-1
(マザー番号 1?)
ジャケット、スリーヴ、盤、いずれもミント状態でした。
さてこれで、U.S.盤、U.K.盤、日本盤と、とりもなおさず三種類そろったので聴き比べできますね。パッと聴いた感じでは、あまり違いが分かりませんでしたが。
昨年(2015年)11月に出た「Beatles 1」のリミックス・ヴァージョンと聴き比べると面白そうな気がします。
ところで「フラット盤」の意味ですが、レコードの縁が盛り上がっておらず、文字通りフラットなものを指すようです。
念のため米盤「HEY JUDE」や60年代のParlophone盤などを確認してみると、確かに縁が盛り上がっています。
これは、針を乗せたとき盤の外側にアームが落ちるのを防ぐ意味があるらしいですね。初めて知りました。
米盤「HEY JUDE」を前回紹介したところですが、市内の中古盤屋さんのブログ(週一回、入荷情報をアップしています)で、この盤を見つけました。
ザ・ビートルズ / ヘイ・ジュード
PCS7184/盤質A-/フラット盤/UKパーロフォン盤/2EMIラベル
「フラット盤」って何だろう・・・?
とりあえず、お店に行ってみると、まだ在庫として残っていました。
PCS 7184
HEY JUDE
ジャケットはラミネートされていませんが、綺麗な写真です。
米盤や日本盤よりも明るめで、若干赤味が強い色合いです。
米編集の「HEY JUDE」は1970年2月にリリースされ、本国イギリスでは輸出仕様としてプレスされた盤(CPCS106)がありましたが、イギリス国内向けとしては1979年に原盤をカットし直し「PCS7184」のカタログ番号でリリースされました。
ただし、特段宣伝もされなかったようです。
お店で見たときにまず最初に気がついたのが、ジャケット裏右上のバーコードでした。
もしかして、デジタル・リマスター?と一瞬嫌な予感がしました。
しかし、このアルバムがCD化されたことはないはず※注なので改めて検盤させてもらうと、ランオフ・グルーヴに「HTM」の刻印がありました。
※注
2014年に発売されたU.S.BOXに収録されたのと、単体バラ売りもありましたが、それは2009年リマスター音源によるものです。私はいずれも所有しておりません。
HTMというのは、EMIのカッティング技師ハリー・T・モス氏のイニシャルです。ということはデジリマではないだろうと思い、とりあえず購入してみました。
さて、自宅に持ち帰り改めて確認してみると、インナー・スリーヴに「7/89」と記載されているので1989年7月がプレス時期と推測しました。
以下のサイトにレーベルの変遷が詳細に載っていましたが、これによると1984年から1987年にプレスされたサード・プレスということになります(89年じゃない?)。
http://thebeatles-collection.com/wordpress/category/17-beatles-compilations/page/3/
ジャケットの裏面にアップル・マークが無いのも特徴的です。(のちに出たヴァージョンではアップル・マーク付きもあるようです)
SIDE 1
YEX 981-3-1-3
H T M
SIDE 2
YEX 982-1
(マザー番号 1?)
ジャケット、スリーヴ、盤、いずれもミント状態でした。
さてこれで、U.S.盤、U.K.盤、日本盤と、とりもなおさず三種類そろったので聴き比べできますね。パッと聴いた感じでは、あまり違いが分かりませんでしたが。
昨年(2015年)11月に出た「Beatles 1」のリミックス・ヴァージョンと聴き比べると面白そうな気がします。
ところで「フラット盤」の意味ですが、レコードの縁が盛り上がっておらず、文字通りフラットなものを指すようです。
念のため米盤「HEY JUDE」や60年代のParlophone盤などを確認してみると、確かに縁が盛り上がっています。
これは、針を乗せたとき盤の外側にアームが落ちるのを防ぐ意味があるらしいですね。初めて知りました。
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