THE AGE OF AQUARIUS (BLPL-2) [音楽]
今からざっと30年位前でしょうか。
繁華街から少し入った通り沿いに、「S」という中古レコード店がありました。
ご夫婦で経営していて、オールジャンルな取り扱いだったと記憶しております。
ここで購入したレコードは、かなり状態がよく、店主の厳しい査定が効いてるように思いました。
その当時は土曜半日勤務の日など 、仕事帰りにこの店に立ち寄ることもよくありました。
ある日、店内でエサ箱漁りしていると、ある客が、持ち込んだレコードの買取査定を受けていました。
店主は「今ここでお売りになるなら、この価格になります」と言いました。
査定額を聞いてそのお客は「ちょっと考えます」と言い、レコードを返してもらいその場をあとにしました。
しばらくすると、くだんのお客が戻ってきました。
「他の店で聞いたら安く査定されたので、やっぱり、先ほどの値段で買い取って欲しい」
すると店主は「さっき、今ここでお売りになるなら、と申し上げたはずです。買取はできません」と毅然と返しました。
その客はブツブツ言いながら帰って行きました。
目撃した私は「すごいなあ」と思いました。
この店主、パッと見はNHK教育テレビ(今のEテレ)でやっていた「できるかな」のノッポさんに似てましたが、体を張って商売してるなあ、と一目置きました。
さて、今回ご紹介するレコードも、このお店で買い求めたものです。
THE AGE OF AQUARIUS
The 5th Dimension
BLPL-2
本国アメリカでは1969年5月にリリースされた、4枚目のオリジナル・アルバム。
邦題は「輝く星座」です。
これは国内盤で、グループがソウル・シティ(リバティー傘下のレーベル)からベル・レコードに移籍した後に、CBSソニーからリイシューされたものだと思います。
国内初版はたぶん東芝(リバティー)だと思いますが確証はございません。
ジャケット表面の曲名のうち、「WORIN' ON A GROOVY THING」とありますが正しくは「WORKIN' ON A GROOVY THING」です。
1曲目のメドレー「輝く星座/レット・ザ・サンシャイン・イン」は有名ですが、その他にもローラ・ニーロ、ジム・ウェッブ、ニール・セダカの曲やクリーム、メリー・ホプキンのカヴァーなど、どこを切っても楽しめるアルバムです。
コーラス・ワークとインストルメンタル、いずれも聞きどころ満載。
「黄金のリズム・セクション」ハル・ブレイン(ドラム)、ジョー・オズボーン(ベース)、ラリー・ネクテル(キーボード)も堪能できます。
このアルバムを聴いたことから、一時期、フィフス・ディメンションにはそうとう入れ込みました。2000年にボーナス・トラック付きのCDがリイシューされた時は1stから5thまでの5枚全部買い求めました。
繁華街から少し入った通り沿いに、「S」という中古レコード店がありました。
ご夫婦で経営していて、オールジャンルな取り扱いだったと記憶しております。
ここで購入したレコードは、かなり状態がよく、店主の厳しい査定が効いてるように思いました。
その当時は土曜半日勤務の日など 、仕事帰りにこの店に立ち寄ることもよくありました。
ある日、店内でエサ箱漁りしていると、ある客が、持ち込んだレコードの買取査定を受けていました。
店主は「今ここでお売りになるなら、この価格になります」と言いました。
査定額を聞いてそのお客は「ちょっと考えます」と言い、レコードを返してもらいその場をあとにしました。
しばらくすると、くだんのお客が戻ってきました。
「他の店で聞いたら安く査定されたので、やっぱり、先ほどの値段で買い取って欲しい」
すると店主は「さっき、今ここでお売りになるなら、と申し上げたはずです。買取はできません」と毅然と返しました。
その客はブツブツ言いながら帰って行きました。
目撃した私は「すごいなあ」と思いました。
この店主、パッと見はNHK教育テレビ(今のEテレ)でやっていた「できるかな」のノッポさんに似てましたが、体を張って商売してるなあ、と一目置きました。
さて、今回ご紹介するレコードも、このお店で買い求めたものです。
THE AGE OF AQUARIUS
The 5th Dimension
BLPL-2
本国アメリカでは1969年5月にリリースされた、4枚目のオリジナル・アルバム。
邦題は「輝く星座」です。
これは国内盤で、グループがソウル・シティ(リバティー傘下のレーベル)からベル・レコードに移籍した後に、CBSソニーからリイシューされたものだと思います。
国内初版はたぶん東芝(リバティー)だと思いますが確証はございません。
ジャケット表面の曲名のうち、「WORIN' ON A GROOVY THING」とありますが正しくは「WORKIN' ON A GROOVY THING」です。
1曲目のメドレー「輝く星座/レット・ザ・サンシャイン・イン」は有名ですが、その他にもローラ・ニーロ、ジム・ウェッブ、ニール・セダカの曲やクリーム、メリー・ホプキンのカヴァーなど、どこを切っても楽しめるアルバムです。
コーラス・ワークとインストルメンタル、いずれも聞きどころ満載。
「黄金のリズム・セクション」ハル・ブレイン(ドラム)、ジョー・オズボーン(ベース)、ラリー・ネクテル(キーボード)も堪能できます。
このアルバムを聴いたことから、一時期、フィフス・ディメンションにはそうとう入れ込みました。2000年にボーナス・トラック付きのCDがリイシューされた時は1stから5thまでの5枚全部買い求めました。
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