ビートルズのUKアナログLP（その11）

今回のリマスターCD、注文していたHMVからまずはstereoのバラ２枚分について発送のお知らせメールが来ました。
monoボックス＋別のstereoバラ２枚は、出荷準備中とのこと。今のところ発送予定日は9日です。
いよいよ現実になってきました。

相も変わらずのUKアナログLPご紹介です。
（前回のWHITE ALBUM、あまりに画像が悪かったので修正して差し替えてみました）
今回はこちら。

ABBEY ROAD
PCS 7088


リリースからもう40年になるというのが信じられません。
1969年といえば、当時の私は次男と同じ小学校一年生。
ビートルズのビの字も知りませんでした。

やっぱりUK盤のジャケットは綺麗だと思います。
裏面のデザインがまた秀逸。
たまたま通りかかったというこの女性、本当に偶然だったとするとそれこそビートルズ・マジックではないでしょうか。


アップル・マークが左に寄り、写真のトリミングも異なるいわゆる「レフト・アップル盤」というのが存在しますが、それが初回盤かどうかについては諸説あるようです。単なるミス・プリントなのかも知れません。
これは通常のジャケット。本来のレイアウトだと思うので全然問題ないです。



レコード番号の表記は背表紙にあります。かなり薄いジャケットです。


インナー・スリーブ。
裏表同じ表記ですが、片側の下部に
PATENT Nos. 1125555
MADE IN GREAT BRITAIN.
と表記があります。
初回盤って黒スリーブだったんでしょうか？



レーベルも美しいです。ダーク・グリーン・アップル。
マトリクス番号は、 YEX 749-2 ／ YEX 750-1 です。
マザー、スタンパーは3/2、PPO/PTA。

CD（コンパクト・ディスク）が発売になるとき、オーディオ雑誌ではこぞって
「音が良い」
「場所をとらない」
「ダイナミック・レンジが大きく、ヘッドフォンで聴くといきなり音が聴こえてきてびっくりする」
「録音会場の空調の音まで聴こえるくらい」
「アナログ盤と異なり、内外周での音質の差がない」
「寿命は半永久的」
などと、その特徴を強調していました。

確かに、アナログ・レコードは収納やホコリ・汚れ・キズとの闘いに悩まされていたので、これらの特徴は利点として受け入れられ、「レコードは古いもの」という感覚に（一般的には）なったように思います。

ところで、ビートルズのCDについてです。
MASAさんのブログのコメントでも書きましたが、87年に出た「ABBEY ROAD」のCDを聴いた時、それなりに楽しめたけれど、期待したほど良い音とは思えませんでした。
そこで、東芝EMIの旗帯アナログ盤を聴いてみたらむしろ「こっちのほうがいいじゃん」と思ったのです。
「聴いてみないと判らない」という当たり前のことに気付かされた良い機会でした。

さあ、今回のリマスターCD、どんな音を聴かせてくれるでしょうか。

タグ：アナログ・レコード Abbey Road

コメント 2

はじめたろうさん　こんにちは

>「レコードは古いもの」という感覚に（一般的には）なったように思います。

当時、私は中学生くらいでしたが、ほとんど盲目的にそうのように思っていました。
ビートルズが初CD化された時も「これは素晴らしい音だ！」と思い込んでいました。

でも、大人になってからは完全に考えが変わりました。
どちらがいいかはそれぞれの好み次第ですが、レコードとCDの音はやっぱり別物だと思います。
これもいろいろな盤を「聴いてみないと判らない」ことでしたね。

それにしても、この『ABBEY ROAD』のUKオリジナル盤はホントにいい音ですよね！
まだ聴いていませんが、リマスターCDはどうでしょうか？

by poposuke (2009-09-12 16:26) 

poposukeさん、ご出張お疲れさまです。

「ABBEY ROAD」リマスターCD、聴いてみましたが旧規格CDと比べて全般的にすっきりした感がありますね！
ときどき、特定の音を強調したようなクセを感じる部分もありますが・・・。
アナログ盤を聴く時の楽しみはまた別として、「一般的には（笑）」今回のリマスター盤で充分楽しめると思います。

monoボックス、実はまだちゃんと聴いてません。レビューは他の方にお任せして、ゆっくり聴きたいと思ってます。
by はじめたろう (2009-09-12 19:30)