コレクタブルなユッコのアルバム(その4:ヴィーナス誕生 前編) [岡田有希子]
岡田有希子さんの四枚目にして最後のオリジナル・アルバムを紹介します。
最近、ようやく入手できました。
4th「ヴィーナス誕生」
CANYON C28A0480 1986年3月21日発売
A-1. WONDER TRIP LOVER
作詞:EPO/作曲:坂本龍一/編曲:かしぶち哲郎
A-2. 愛...illusion
作詞:Seiko/作曲:飛澤宏元/編曲:かしぶち哲郎
A-3. ヴィーナス誕生
作詞:前川由佳/作曲:木下伸司(FANTI)/編曲:かしぶち哲郎
A-4. Spring Accident
作詞:epo/作曲:大貫妙子/編曲:かしぶち哲郎
A-5. 銀河のバカンス
作詞:高橋修/作曲:三井一正(FANTI)/編曲:かしぶち哲郎
B-1. ジュピター
作詞:かしぶち哲郎/作曲:かしぶち哲郎/編曲:かしぶち哲郎
B-2. くちびるNetwork
作詞:Seiko/作曲:坂本龍一/編曲:かしぶち哲郎
B-3. 眠れぬ夜のAQUARIUS
作詞:麻生圭子/作曲:坂本龍一/編曲:かしぶち哲郎
B-4. 水晶の家
作詞:高橋修/作曲:かしぶち哲郎/編曲:かしぶち哲郎
B-5. 愛のコロニー
作詞:かしぶち哲郎/作曲:かしぶち哲郎/編曲:かしぶち哲郎
かしぶち哲郎氏全曲アレンジの問題作。
聴き込むほどに魅了されるアルバムです。
コンセプトは「ヴィーナス」と「ユニヴァース」でしょうか。
何と言っても、有希子さん自身の声が大人です。
A-1はドラムスとサックスの鳴り方にびっくり。
坂本龍一氏の86年のアルバム「未来派野郎」に収録の「Ballet Mécanique」は、この曲の歌詞を書き換えてセルフカバーしたものです。
中谷美紀さんの99年リリース曲「クロニック・ラヴ」はさらに改作されたもの。
いずれも、全く存じませんでしたが。
A-2もサックスやティンバレスが、アイドルの楽曲とは思えない雰囲気。
立派な「歌謡曲」ですね。B-2同様、作詞は松田聖子さんです。
A-3はアルバムタイトルの名に恥じない、魅力的な曲です。
ソフト・フォーカスでバブルに包まれたヴィーナス(=有希子さん)を想像してしまいます。
A-4は楽しげな雰囲気の曲調に反してのヘビーな歌詞。
作詞者と作曲者の組み合わせが意外に思えたのですが、1980年頃はこのお二人と竹内まりやさんが同じレーベル(RCA)に所属していたそうで、その辺りの人脈があるのかも知れませんね。
A-5は前作「十月の人魚」に入っていてもおかしくない、落ち着いた印象の曲。
B-1は、ライブで言えば第二部のオープニングで演奏したらとても盛り上がりそうな佳曲。
かなり好きです、これ。
B-2は先行シングル。
聖子スタイルの踏襲といった印象で以前はとらえていたのですが、そんなことを気にしなくても純粋にいい曲だと今では思っています。
歌詞が過激という指摘もありますが、何となく夢の中で語っているような雰囲気もあって、その辺りが直接的な表現から遠ざかっているように私には聴こえました。
B-3はB-1と同様、宇宙的なイメージを連想させる曲。
ちょっとだけ山口百恵さんの「乙女座宮」を思い出しました。
B-4は最初のドラムの音に驚かされますが、曲は案外素直な感じ。
B-5はアルバムを締めくくるナンバーですが、どこか寂しいですね。
歌詞カードのクレジット表示です。
さて、帯の内側にこんな表記がありました。
このヴィジュアル・アイドル・ブックについては、改めて紹介いたします。
お楽しみに。
(この稿つづく)
最近、ようやく入手できました。
4th「ヴィーナス誕生」
CANYON C28A0480 1986年3月21日発売
A-1. WONDER TRIP LOVER
作詞:EPO/作曲:坂本龍一/編曲:かしぶち哲郎
A-2. 愛...illusion
作詞:Seiko/作曲:飛澤宏元/編曲:かしぶち哲郎
A-3. ヴィーナス誕生
作詞:前川由佳/作曲:木下伸司(FANTI)/編曲:かしぶち哲郎
A-4. Spring Accident
作詞:epo/作曲:大貫妙子/編曲:かしぶち哲郎
A-5. 銀河のバカンス
作詞:高橋修/作曲:三井一正(FANTI)/編曲:かしぶち哲郎
B-1. ジュピター
作詞:かしぶち哲郎/作曲:かしぶち哲郎/編曲:かしぶち哲郎
B-2. くちびるNetwork
作詞:Seiko/作曲:坂本龍一/編曲:かしぶち哲郎
B-3. 眠れぬ夜のAQUARIUS
作詞:麻生圭子/作曲:坂本龍一/編曲:かしぶち哲郎
B-4. 水晶の家
作詞:高橋修/作曲:かしぶち哲郎/編曲:かしぶち哲郎
B-5. 愛のコロニー
作詞:かしぶち哲郎/作曲:かしぶち哲郎/編曲:かしぶち哲郎
かしぶち哲郎氏全曲アレンジの問題作。
聴き込むほどに魅了されるアルバムです。
コンセプトは「ヴィーナス」と「ユニヴァース」でしょうか。
何と言っても、有希子さん自身の声が大人です。
A-1はドラムスとサックスの鳴り方にびっくり。
坂本龍一氏の86年のアルバム「未来派野郎」に収録の「Ballet Mécanique」は、この曲の歌詞を書き換えてセルフカバーしたものです。
中谷美紀さんの99年リリース曲「クロニック・ラヴ」はさらに改作されたもの。
いずれも、全く存じませんでしたが。
A-2もサックスやティンバレスが、アイドルの楽曲とは思えない雰囲気。
立派な「歌謡曲」ですね。B-2同様、作詞は松田聖子さんです。
A-3はアルバムタイトルの名に恥じない、魅力的な曲です。
ソフト・フォーカスでバブルに包まれたヴィーナス(=有希子さん)を想像してしまいます。
A-4は楽しげな雰囲気の曲調に反してのヘビーな歌詞。
作詞者と作曲者の組み合わせが意外に思えたのですが、1980年頃はこのお二人と竹内まりやさんが同じレーベル(RCA)に所属していたそうで、その辺りの人脈があるのかも知れませんね。
A-5は前作「十月の人魚」に入っていてもおかしくない、落ち着いた印象の曲。
B-1は、ライブで言えば第二部のオープニングで演奏したらとても盛り上がりそうな佳曲。
かなり好きです、これ。
B-2は先行シングル。
聖子スタイルの踏襲といった印象で以前はとらえていたのですが、そんなことを気にしなくても純粋にいい曲だと今では思っています。
歌詞が過激という指摘もありますが、何となく夢の中で語っているような雰囲気もあって、その辺りが直接的な表現から遠ざかっているように私には聴こえました。
B-3はB-1と同様、宇宙的なイメージを連想させる曲。
ちょっとだけ山口百恵さんの「乙女座宮」を思い出しました。
B-4は最初のドラムの音に驚かされますが、曲は案外素直な感じ。
B-5はアルバムを締めくくるナンバーですが、どこか寂しいですね。
歌詞カードのクレジット表示です。
さて、帯の内側にこんな表記がありました。
このヴィジュアル・アイドル・ブックについては、改めて紹介いたします。
お楽しみに。
(この稿つづく)
タグ:岡田有希子
はじめたろうさん、こんにちは!
ブリッツです!
先日は私どものブログに訪問してくださいましてありがとうございます。
記事も読ませて頂きました。「くちびるネットワーク」のEPに生写真が入っていたとはラッキーでしたね。
この画は私は持ってないです。。
これからもユッコの事を書いてくださると嬉しいです。
今回はありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
by ブリッツ (2011-07-03 22:31)
ブリッツさん、ご訪問ありがとうございます。
ユッコのブロマイド、いつも楽しく拝見しています。
これからもよろしくお願いします。
by はじめたろう (2011-07-04 00:09)